「どうやら勝負は、333年後までお預けになってしまったようだな。。。」
というわけで今回紹介するのは、
闇軍団の剣豪にして堂我一族の首領、「漣飛威」です。(完全版)

ついに完成しました。
ここまで長かったです。
まずは、恒例のキャラクター紹介に参ります。
漣飛威は、闇軍団の堂我<ドーガ>一族頭領で、卑怯な振る舞いを嫌い、常に正々堂々とした戦いを好む武人です。
闇軍団でも飛び抜けた実力を備え、特に剣術に秀でています。
卑劣な作戦や奸計に頼ることを嫌い、そのため部下たちからの信頼は厚いです。
後のシリーズ、「風林火山編」では闇の鎧を授けられ、「武者漣飛威」として登場しました。
・アニメでの活躍
アニメでは、OVA「暴終空城の章」にのみ登場しました。
直接戦闘には参加しなかった殺駆三兄弟に代わり、戦闘では闇軍団の指揮をとりました。
卑劣な作戦を好む璽悪とは折り合いが悪かったようです。
カッコいいセリフも多かったです。
中でも私のお気に入りのセリフは、
「どうやら勝負は、333年後までお預けになってしまったようだな。。。」
です。引き際も鮮やかですね。
でも、勝負の決着は、それから約15年後の「天下統一編」でつきました(爆)
キャストは梁田清之氏です。ガンダムではザビーネや虚武羅丸を演じていました。
渋くて素敵な声です。
でも個人的には、池田秀一氏でもよかったのではないかと思います(爆)
以上、漣飛威のキャラ紹介でした。
続いて、キットの紹介です。
漣飛威は、BB戦士の単体キットとしては発売されませんでしたふが、BB戦士で武者七人衆編が展開されていた当時、強化武具セット①というものが発売され、これに漣飛威を再現するための兜飾りとシールが付属していました。
でも、BB戦士のサザビーと漣飛威は大幅にデザインが異なるため、これだけでは漣飛威を再現しきれないという残念な追加パーツでした。
それでも、当時このような追加パーツセットが発売されていたということは、このシリーズが人気だったということを物語っていますね。
上記の理由から、漣飛威としての単体キットは発売されていないと思われがちですが、「ガンダムクロス」というシリーズのNo.9に「武者漣飛威」としてリリースされています。
商品名は「武者漣飛威」ですが、この商品のデザインは漣飛威そのものです。
シャアのフィギュアに漣飛威のパーツを取り付けて、さらに通常のサザビーとのコンパチ仕様という面白いアイテムでした。
強化武具セットと共に、こちらも現在は絶版ですが、ネットではこれらの画像を見ることができるので、気になる方は検索して見てください。
製作記
闇軍団の中でも大好きな漣飛威を作成したいと思い、どのようにして設定に近いデザインを再現するかを考えました。
とりあえず、Gジェネシリーズのサザビーと風林火山編の武者漣飛威のキットを購入し、どちらのキットを使うかを考えました。
Gジェネサザビーを組んでみると、各部のバランスの悪さが気になりました。
頭部は上下に潰れているし、胴体は下っ腹が出ているし、脚部は極端に小さいです。
腕の位置も外側すぎるような。。。
同じ時期に発売されたキットの中でも、バランスの悪いキットという印象を受けました。
次に、風林火山編の武者漣飛威を組んでみました。
昆虫のような頭部、ふっくらとした胴体、、、こちらもバランスの悪さが目立ちました。
なにより、一番残念だったことが、漣飛威と武者漣飛威は大幅にデザインが異なるということです。
せめて、頭部のシャチホコのデザインだけは残してほしかったと思います。
漣飛威を製作するにあたり、どちらのキットを芯にして製作するかを考えました。
いろいろ組み替えてみたところ、Gジェネサザビーに武者漣飛威の脚部を付け替えてみると、それなりにバランスが良くなることに気づきました。
よって、この状態を芯にして、各部を設定画に近づけることにしました。
・資料について
今回、漣飛威を製作するにあたり、主に3つの資料を参考にしました。
ひとつめは、ホビージャパンムックが発行した本「SDガンダムカタログ SDワールド編」です。
前後の詳細な設定画が乗っていました。
ふたつめは、講談社が発行した「SDガンダムクロニクル SD戦国伝 武者英雄譚」です。
上記の設定画のカーラーバージョンや、詳細なキャラ情報が載っていました。
みっつめは、ホビージャパンムックが発行した「ガンダムウエポンズ 武者烈伝・零編」です。
Gジェネサザビーと武者漣飛威を使用して、剣豪武将漣飛威を作成したレビューが載っていました。
漣飛威を作成するにあたり、とても参考になりました。
各部の製作記に移ります。
今回、漣飛威を作成するにあたり、ふたつのテーマを設けました。
ひとつは、「可能な限り両キットのパーツを利用する」ということです。
今回の製作では、Gジェネサザビーと武者漣飛威のふたつのキットを使用して1体の武者を作るので、どうしても余剰パーツが出てしまいます。
私は「キットを無駄にしたくない」というポリシーがあるので、利用できるパーツは可能な限り使用しました。
詳細は後述。
もうひとつのテーマは、「モナカとの戦い」です(笑)
「モナカ」とは、2パーツ構成のパーツのことです。
以前、どこかのガンプラのブログでそう呼ばれていました。
お菓子のモナカに似ていることが由来だと思われます。
旧キットは特に、パーツがモナカになっていることが多いです。
このモナカを、加工して別パーツ化することで、可動範囲が広がったり、プロポーションが良くなったりと、さまざまなメリットがあります。
今回、頭部や、胴体、椀部など、多くのモナカを別パーツ化しました。
それでは、各部のレビューに移ります。
頭部…今回、最も手を加えた部分です。まずは左右でモナカ(2パーツ構成)になっている頭部を接着し、目の部分をくりぬき、マスク部分を切り離して別パーツ化しました。
頭部の芯になる部分を製作し、そこに兜をハメるという構造にしました。
そして、これが兜を外した頭部の芯になる部分です。
なんというか、見せてはいけない部分のような気がしますね(爆)
そして、この頭部の芯が、今回工夫した部分です。
この頭部、何のパーツを流用したか、わかるでしょうか?
これは、余っていたGジェネサザビーの脚部です!(どーん)
余るはずだった脚部が、マスク、兜、モノアイを装着するにあたり、ちょうどいい形をしているということに気づきました。
もちろん、そのままでは使えないので、いろいろと工作をしましたよ。
モノアイは100円ショップで購入した球体のビーズに穴をあけプラ棒を通すことで可動するようにしました。
このビーズは、位置からしてサザビーの脱出ポッドに見えないこともないです。
瞳の部分はウェーブ社のHアイズ ピンクを使いました。こんなところにお金をかけられるようになったのも社会人ならではの贅沢ですね。
兜…シャチホコはパテで自作しました。このような工作は不器用なので、何度も作り直しました。
こんな時、強化武具セットが再版されていれば兜飾りを使えたので、絶版であることを悔やみます。
前立てはプラ版と真鍮線で自作しました。真鍮線も100円ショップで手に入ります。
トサカ部分は武者漣飛威から移植しました。
モミアゲ(?) 部分はプラ版で延長しました。
頭部の接続には市販のボールジョイントを使用しています。
胴体…Gジェネサザビーを芯に、武者漣飛威の胴体を分解し、加工したパーツを移植しています。
スカート部分のパーツは武者漣飛威のパーツを分解し、プラパイプを接着しました。
市販のスプリングに真鍮線を通し、そこにプラパイプを接着したスカートアーマーを通しました。
こうすることでスカートアーマーが脚部の可動の妨げにもなりません。
おかげでここまで可動範囲が広がりました。
フロントアーマーの内側にはプラパイプを接着して、設定画に近づけました。
ちなみに首にある動力パイプもスプリングです。
腕部…腕部もかなり手を加えた部分です。
Gジェネサザビーの腕部もモナカ(前後2パーツ構成)です。
まずは腕パーツを接着後、肩鎧と腕部を切り離しました。
可動範囲を広げるために、肩鎧の中に肩パーツを仕込みました。
この肩パーツも、あるパーツからの流用です。どこからの流用かわかりますか?
これは、武者漣飛威の下腕パーツです。それをわかりやすくするために、木の葉のようなモールドを金色に着色しておきました。こんなパーツも無駄にはしませんよ!
この肩アーマーにも市販のボールジョイントを仕込んであります。
おかげで可動範囲が飛躍的に広がりました。
肩鎧が羽織のように見えていい感じですね。
脚部…脚部は武者漣飛威の脚部をそのまま使っています。
接続にはおなじみのダブルボールジョイントを使っています。
ダブルボールジョイントを仕込む場合、凸パーツははもちろん市販のものを使いますが、凹パーツには必ずしも市販のものも使う必要はありません。
今回のサザビーの場合、脚が細く、凹パーツを仕込むスペースがなかったので、脚部の内部をパテで埋めた後、ボールの直径と同じ口径のドリルで穴をあけました。
そして、パテや瞬間接着剤で強度を調整すればOKです。
武装…刀は、百鬼丸を作る際に余っていた武者百士貴のものをそのまま使用しています。
設定画とはデザインが違いますが、「可能な限りキットを無駄にしない」というポリシーがあるのでこれでOKです。
斧は武者漣飛威の槍と、Gジェネサザビーのトマホークを合体して作りました。
・途中写真
赤いパーツ以外が自作した部分です。
こうしてみると、キットのパーツを可能な限り生かしていることがわかります。
動力パイプをスプリングで再現したことがよかったです。
・塗装
赤はシャインレッド、指などはネービーブルー、金色はガンダムマーカーのゴールドです。
完成を急いだため、表面処理が雑になっていることが反省点です。
今回製作したパーツたち
こうして見ると、可動範囲を増やす工作を特に意識して行っていることがわかります。
フォトギャラリー
「その前に決着をつけてくれる。いざ尋常に勝負!」(OVAより)
「璽悪、不意打ちとは卑怯、恥を知れ!」

OVAを再現(ズゴック込み)
やはり、漣飛威の相手といえば仁宇ですね。
「スイカわりやってるばあいか!!こんボケナスっ」
横井画伯の漫画より。
カードダスのイラストを再現

設定画を再現

頭護津愚とツーショット

バックショット
以上で、約3か月ぶりとなった漣飛威のレビューを終わります。
今回はスクラッチということもあり、自分のアイディアで工作をすることができて楽しかったです。
さまざまなことが災いして、かなり時間がかかってしまいましたが、何とか完成までこぎつけることができました。
地震の影響で、何か所もパーツが破損してしまったこともあり、その修理にも時間を費やしました。
まだ「もっとここをこうしたい」という希望はありますが、気になるところをすべて工作していては、さらに完成まで時間がかかってしまいます。
これ以上完成まで時間が伸びてしまうと、製作に対するモチベーションが下がってしまいそうなので、これで完成といたします。
おつかれさまでした!(どーん)
さて、「闇軍団を10体製作する」という目標を掲げて、漣飛威で6体の製作を終えました。
残る闇軍団は、あと4体です。
いったい残る4体はどのキャラクターなのか、楽しみに待っていてください。
次回を待て!
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